新PSP(PSP2000)の液晶保護シート
投稿者:店長M谷 
公開日:
        
        :          
        商品情報・レビュー                
      
皆さんこんにちは、M谷でございます。
いつも当店をご愛顧頂き、まことにありがとうございます。
先月PSP2000が発売され、弊社にも保護シートに関するご要望、ご質問を多数頂きました。
私共と致しましても「世界で最初にPSPの前面を覆うシートをリリースした」という自負がありますので何とか対応品を作ろうと素材メーカー、加工工場と話を続けておりました。
正直に申しまして「保護シート」という意味での商品化は、もう諦めの境地です。
私共の液晶保護シートは三層構造になっております。

基材と言われる「芯」に当たる素材がありまして、上には傷がつきにくくするためのハードコート。吸着する面にはゲル状の樹脂が塗布されています。
この樹脂部分は、厚さは僅か25μ、0.25mmしかありません。貼り付けの際に皆さんも経験なさってると思いますが、ごく小さい埃が挟まっただけで、その周りには空気が入り込んでしまいます。さらに表面はハードコーティングがなされていますので、折り曲げに弱いです。常に真っすぐになろうとします。ですので、僅かな埃、凹凸があるだけで気泡が入ってしまうのです。
初代PSPは、表面にクリアコーティングのような処理がなされており、全体で見れば微妙なRはかかっていたものの、表面はほぼフラットでした。そのため、液晶保護シートや前面を覆うシートをリリース出来たのです。
今回リリースされたPSP2000ですが、まず本体前面パネルと液晶部分を保護するクリアパーツの間に段差があります。この段階で、前面を覆うシートの作成は困難になりました。さらに塗装面も完全なフラットではなく、小さく切った柔らかめのシートを貼ってみても、安定しません。
セカンドプランとして、液晶面のみを覆うシートの試作にかかりましたが、液晶部分を保護するクリアパーツも縁の部分がフラットではありません。試しにほぼ液晶と同じサイズに切り出したシートを貼り付けてみますと、四辺の縁に空気の帯が入ります。数台のPSP2000で試してみましたが、どれも同じ現象でした。
電源を入れてバックライトが点灯すると、その帯は殆ど気になりませんので、実用上はさして問題がないのかもしれません。
ただ、我々と致しましては何とかこの問題をクリアして、液晶面を保護できる仕組みを考えております。何種類か試作は終わりました。有望なアイディアもあります。
お待たせして申し訳ありませんが、今しばらくお待ち下さい。
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コメント
はじめまして、へろと申します。PSP-1000では弊社保護シートを愛用させて頂きこれ以外の選択肢はないとまで思っておりました。
しかしPSP-2000が登場してからは、その本体の薄さと特に圧倒的な軽さにおいてPSP-1000は過去の存在となってしまい、そろそろPSP-2000に買い換えたいという思いが募ってまいりました。
それと共に、その時はもちろんその液晶面はミヤビックス様の保護シートで!と意気揚々と弊社サイトを訪れましたが、PSP-2000用のOverLay Brilliantが存在しない事に気付き、とても驚きました。
発売から8ヶ月経っているのに!他社からは続々と出ているのに!
はじめは失礼ながらミヤビックス様が液晶保護シートへの情熱が無くしてしまわれたのだと思い落胆しておりました。
しかし、さすがに何か理由があるのではないかと思い始め、探すと当ブログの存在に気付き、最終的にこちらの記事に行き着いた次第です。
…ミヤビックス様は本当に良いものを作りたかったのですね。
寸足らずや気泡ありきの液晶保護シートをミヤビックスの名において世に出したくなかったのですね。
PSP-2000のデザインが、液晶保護シートの開発においては一筋縄ではいかない困難な形状であった事もはじめて知りました。
いまだリリースされていない理由が分かり、また私はそれに共感できとても安心しました。
ただ、この記事の日付が10月19日、今日は翌年の5月17日と、記事からさらに約7ヶ月の月日が流れているのは確かです。
いま私は、困難さから本当に製作を断念してしまったのではないかという新たな不安に囚われています。
それでも、私はOverLay Brilliantを待ち続けています。
PSP-2000を買って他社製シートを張り終わっても、それでも私は待ち続けます。
私のようなユーザーは他にも多く存在するでしょう。
なぜならどこかでOverLay Brilliantを使用したユーザーは皆、これが良い製品だと知り確信しているからです。
そして、ミヤビックス様なら遅れてもいつか必ず製品化してくれるだろうと期待しているからです。
どうか、私のようなユーザーがいることだけはご記憶にとどめておいて欲しいと思いコメントを書きました。
いつまでもお待ちしております。是非がんばって下さいね。
これからもミヤビックス様が液晶と良きパートナーでありますように。
それでは。
へろ様
コメントが遅くなってしまい、大変申し訳ありません。
この記事を投稿してから、様々な素材を試し、間にゲタを履かせる方法も試しては見たのですが中々実現が難しいです。一番困るのはPSP2000本体が個体差によって表面処理が均一ではないんです。なので全ての個体に適応させようとすると、保護シートというよりはカバーに近い商品になってしまいました。
私個人は、保護シートというのは貼った後は「貼ってあることを忘れる」存在であるべきだと思っています。本体の盛り上がってるところを避けて液晶表示域より小さいものを作ることは簡単ですが、それだと液晶画面を見る度に「保護シートが貼ってある」ことを認識してしまいます。
逆にエアが入ろうが気にせず大きいのを作れば、実際にエアは入りまくるわけで、これも「あーあ」感が出てしまうと思うのです。
この辺りをクリアできる素材などを発見次第、随時テスト、報告を行っていきますので、これからも弊社製品をよろしくお願い致します。